8.行政書士と司法書士の難易度比較

このページでは、行政書士と司法書士の難易度比較を行いたいと思いますが、その前に、行政書士と司法書士の違いはご存知でしょうか?

行政書士と司法書士は、名称が似ていることから、混同されることも少なくありません。同じ「書士」の文字がつくように、どちらも書類作成を主要業務のひとつとしていますが、決定的に異なるのは、その書類の提出先です。行政書士の管轄は総務省で、司法書士の管轄は法務省。つまり、行政書士は、一般の官公庁や地方自治体などへ提出する書類を中心に作成し、司法書士は、裁判所や法務局などへ提出する書類を中心に作成します。

作成書類の違いを、もう少し詳しく見ていきます。
簡単に言ってしまいますと、行政書士が作成する主な書類は、「許認可」に関する書類です。具体的には、飲食店の開業、建設業許可、自動車登録、外国人の在留資格に関する書類などを作成し、市町村や関連する行政機関に提出します。
一方の、司法書士が作成する主な書類は、「登記」に関する書類です。会社設立の登記、不動産所有権移転の登記に関する書類などを作成し、裁判所や法務局などへ提出します。

では、いよいよ両資格の難易度について見ていくこととします。
まず、合格率を比較すると、行政書士が6~8%であるのに対して、司法書士は3%未満。また、年度ごとに合格率に多少のバラツキがある行政書士試験に対して、司法書士試験の合格率は常に3%を切っています。行政書士試験の難易度も決して低いわけではありませんが、司法書士試験はそれ以上に難しい試験だと言えるでしょう。
ちなみに、行政書士試験では、正答率6割以上という合格基準が設けられているのに対して、司法書士試験では、合格率調整の結果として、8割程度の正答が求められます。

つづいて、試験内容について比較してみます。

行政書士試験における行政手続法、司法書士試験における登記に関する法律といった具合に、重点法律こそそれぞれ異なりますが、法律知識が幅広く問われる試験である点は同じです。得意・不得意などもあるので、試験内容だけで難易度を決めつけることはできませんが、一般知識科目があることで、行政書士試験を苦手としている人も多いようです。